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第1回 「倹約遺伝子と日本人」
1. 「倹約遺伝子と日本人」
「倹約遺伝子」とは、体に入ってきた余分なエネルギーを中性脂肪として体に貯蔵する 白色脂肪細胞の働きを活発にさせる遺伝子のことで、多く持っている人ほど太りやすい体質だといえます。
戦時中わずかな食料で生き残った人の中には、この倹約遺伝子の働きが活発だったためだとも言われています。ところが、わずかな食料を必死で摂っていた時代と違い、現代では簡単に食料が手に入り、好みに合わせて、選んで食事を摂れるまでになりました。 現実的には、バランスが悪く、高カロリーで栄養素的には(質の悪い食事)を好む傾向にあり、
そのことが「栄養の偏り+過剰なエネルギー摂取」の原因となり、生活習慣病をはじめ、私達の健康を脅かす要因にもなっています。
日本人には、食料のない時代には重要な役割を果たした倹約遺伝子を体内に備えている人が多く、現代の食生活をすることで、倹約遺伝子の働き(太りやすい体質)が活発になり、結果太ってしまう傾向が多くあります。またその一方で、倹約遺伝子がもともと少ない人もいます。同じ量の食事を食べていてるのに、太りやすかったりそうでない人の違いは、この倹約遺伝子の働きが左右しているのです。
先に、白色脂肪細胞の働きを活発化させる倹約遺伝子としましたが、脂肪細胞には誰もが、白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞を持ち備えています。両者はそれぞれ別の役割があり、
☆白色脂肪細胞・・・体内に入ってきた余分な栄養を中性脂肪として溜めておく働き。 ☆褐色脂肪細胞・・・体内に溜まった中性脂肪をエネルギーとして放出させる働き。
と全く反対の性質をもっています。
また、白色脂肪細胞は一度増えてしまうと細胞の数は減ることはなく、細胞一つ一つが太ったり痩せたりするのに比べ、褐色脂肪細胞は、出生後が一番多く、以後増えることなく加齢と共に減少し、成人するまでにはわずか40%になってしまいます。 ○中年太りが増えるのはこのためです。
☆参考文献:予防医学学術刊行物81号「ほすぴ」
2.
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